ジクサーにGIVI サイドケースを取り付け

バイク

ジクサー買って1周年だから…と言うわけじゃないが、GIVIのハードパニアケースを取り付けたよ

フルパニアにするのがずっと夢だったのよね

そうだね。フルパニアのバイク乗るのは十数年越しの夢だったね

ジクサーのフルパニア化で悩みどころ

ジクサーをフルパニアにするためには、サイドケースを取り付けるためのマウントをどうするか、が課題になる。選択肢としては今のところ三つ

  • MOTOCOから発売されているジクサー用のGIVIマウント
  • 汎用のGIVIケース用マウントSB2000とステー
  • 自分で作るまたはワンオフ

それぞれに長所と短所があるのね

そうだね。ざっくり書き出すとこうかな

  • MOTOCOから発売されているジクサー用のGIVIマウント
    長所:専用品なので最低限の安心感はある
    短所:価格が高い。エンデュランスのキャリアと干渉するかもしれない
  • 汎用のGIVIケース用マウントSB2000とステー
    長所:安い。ステーである程度調整できるので干渉も避けられる可能性
    短所:SB2000がGIVI製ではなくどっか別のメーカー製だったとことが判明。精度大丈夫か。ステーの加工も悩みそう
  • 自分で作るまたはワンオフ
    長所:ぼくのかんがえたさいきょうのきゃりあができる
    短所:めちゃめちゃ高い。業者探しが大変。自分にはそんな加工技術ない

三番目はかなり現実的じゃないわね

うん、無理だね
1番目と2番目の決め手は値段と剛性だね

やっぱり専用マウントの方が剛性に関しては有利かしら

ジクサーの場合取り付け可能なポイントが水平位置だから、ステーだとどうやっても垂直方向に荷重かかる部分が出来て、そこが不安なんだよね
今まで使っていたツアーシェルケース用の自作マウントもそこが一番悩んで、結局、ツアーシェルケース自体が耐荷重2kgなんで、まぁ2kg耐えればいいのか的な基準でステーを組んでた

GIVIのケースだとだいたい片側5kgなのね

たった3kg、されど3kg。この差はかなり大きい
あとは干渉問題
左右に大きく広がるエンデュランスのキャリアのグラブバー部分とサイドケースが干渉しないか気になってた

ツアーシェルケースでもそのところで悩んでいたわね
今の取り付け方も試行錯誤の末だったわね

見た目かなりアレだけどね…
で、最近、どこかのWebサイトで、エンデュランスのキャリア+MOTOCOのマウントをつけてる人のレポ見てね
干渉はぎりぎり回避できると書いてあったんで、ヨシ後は金の問題だ…と

あー…お金ね…その件に関しては後でもう一度話し合う必要がありそうね

ヒエッ

届いたもの

ご主人様、荷物受け取っておいたわ

あ、ありがとう沙枝さん

箱が届いた

上の箱から開けていくよ
こっちはマウントだね

MOTOCOのジクサー用サイドケースマウント

MOTOCO製 オリジナル GIVI E22 専用ホルダー(Webike)

思ってたよりシンプルね

バイクに取り付ける部分と左右を連結する部分以外は全部溶接で組み上がってるね
剛性は高そうだ

溶接部分の処理も良さそうね

GIVI E22N

そしてサイドケースの本体、GIVI E22N

さすがにGIVI製だけあって綺麗に出来てるわね

容量は片側22L 左右で44Lだよ

今回の全パーツ

全部並べて欠品がないか確認するわ

もう一つ大事な確認。ケースとマウントがちゃんと合うかどうか
SB2000の場合ケースと取り付け部分が合わないトラブルも多いらしいのでこちらもそう言うことがないかこの時点でケースを装着してみる

マウントケースはぴったりついた

問題なく付いたわね
…これどうやって外すのかしら?

ええっと…マニュアルないのか
…鍵を「R」にあわせて鍵ごと押込む、だってさ

固…

まぁそりゃ簡単に外れたら困る…いや固いな
えいよっと

Rの位置で鍵ごと押込むとマウントからケースが外れる

新品だからかな…だいぶ固かったけど押込められればさっくり外れた

もう一個もよさそうよ

じゃああとはボルト合わせ

各種部品の確認

問題なさそうよ

ヨシ…作業前の確認はOKだね。じゃあ取り付けていこう

現装備を外す

今までの姿

取り付け前に今着いてるものを外していく
トップケースとツアーシェルケース、リアキャリアと自作のサイドバッグサポートだね

お粗末な自作サイドバッグサポート

改めて思うのだけれど…よくこれで半年走ったわね

ホムセンステーとセリアのワイヤーネットを雑に組み合わせただけ!
片方2kgなら結構これでも何とかなるもの
コツは上からだけでなく、前方向にも固定することだね
これを忘れると左右に振られまくって折れる

確かに造りの割にはしっかり付いていたわね
揺すってもズレたりしなかったし

全部外しました

リアシート下のボルトを4本、タンデムステップのボルトを2本外してリアキャリアとサポートは取り外し完了。すっきりとした後部に

リアキャリアはそのまま流用するのよね?

いえすそのまま使います。

キャリアとベースプレートの取り付け

リアシート下の取り付け部分、通常だとグラブバーがついてる場所に、キャリアと、サイドマウントのベースプレートを取り付け
リアキャリアがない場合、サイドマウントとグラブバーは同時につくよ

右側のグラブバー部分

取り付けるとこんな感じ。
プレートのマウント取り付け部分は後ろになるように取り付ける

左側のグラブバー部分

リアキャリアとの干渉も大丈夫そうね

プレートのサイズも良く収まりがいい

リアシート内への出っ張りもほとんどなくていい感じだね
現時点ではゆるく締めて仮止め状態にしておく

マウントの取り付け

マウントを取り付けていくわ

先ほどのベースプレートとマウント本体の上部をボルトで接続して、前に突き出しているパイプをタンデムステップに接続していくんだけど…この間の写真撮ってなかった

まぁいつものことよね…

このナットだけ13mm、他は12mm

この化粧ボルトだけ13mm径だった、後はボルトも含めて12mm径
そしてここでちょっと困ったことに
…微妙に場所が合わんw

そのまま自然に取り回そうとしたらつっかえたわ
1mm位マウントが長い感じよ

このくらいならネジ穴の微調整でなんとか…OKついた

右側のマウントはマフラー止めてるボルトととも締め

いい感じについたじゃない?

…に見えるじゃろ?
これ下側のパイプとタンデムステップの後ろ部分ががっつりこすれてるんだぜ…

あら、それは…
個体差なのかしら、それとも今まで付けてたサポートの影響かしらね

あー…
サポートにかかってた荷重で少し内側に入ってる可能性か…
まぁ付いたからいいや

左側のマウントはタンデムステップにとも締め

左側の固定ポイントはタンデムステップね

タンデムステップの軸を取り外して、ロングボルトに付け替えて装着だね
ステップは畳んだまま作業した方がいいかな
畳んだままで軸を固定してるスライドピンを外して引っ張ればピンは抜けるしそのままボルトもささる

最後に左右のマウントをステーで連結して部品の組み付けは終りね

国内販売版だと問題ないけど、インド直輸入版だとここに反射板がついてるので、外してしまおう。どうせサイドケースで見えん

全体見て組み付け具合に問題なさそうならボルトの本締めよ
トルクレンチで締めていくわ

規定トルク表示がなかったので、12mmのボルトはグラブバー部分のボルトの規定トルク24N、補助ステーの10mmボルトは11Nで締めておいた

  • キャリア固定部分(4本、24N)
  • ベースプレートからマウントの取り付け部分(2本、24N)
  • タンデムステップ側の固定部分(4本、24N)
  • ステー固定ボルト(2本、11N)

ケースを取り付け

フルパニア取り付け完了

ケースを装着したらこんな感じ

ケースの形の製か、少し引き締まった印象になったわね

前から見るとこんな感じ

いや実際、取り付け位置が車体に近づいたので車幅は減ったよ
7cm位細くなったんじゃないかな

確かに今まであった車体とケースとの間の妙な隙間がなくなったわね

後ろから見るとこんな感じ

ウインカーとの干渉もなくていい位置についた

それで、気にしていたケースの蓋開け閉めだけれど…

蓋はしっかり開けられた

鍵挿しにくいけどちゃんと開いたわ

左右で若干隙間に差があるのはまぁ組み付け精度とか部品の精度とか色々あるんだろうけどとりあえず両方無理なく開閉できたね

これでトップケース50L、両サイドケースで44Lの合計94Lの防水区画できたわね

今まで工具とかベショベショの状態で積んでたしね
鍵がささりにくい問題は結局の所エンデュランスのキャリア付属のグラブバー部分が結構出っ張ってるからと言うのがあるので、リアキャリアを交換すれば解決するかな

リアキャリア交換って、また買うの…おいくらなのかしらね…はぁ、また話し合う必要ありそうね、ご主人様…?

ヒィ

つけたあとの感想

まず、車体の挙動が変わった
幅が狭くなったというのもあるけど、サイドバッグ系に比べると固定度が上がるんで、コーナリングとか車体が揺れたときとかの挙動が安定した

重量も車体中心に寄るから慣性も少なくなってるわね

雨の日でも構わず荷物放り込めるのは素晴らしい
ツアーシェルケースの場合は中身濡れるの覚悟かターポリンのダッフルに詰めてから積む必要があった

翌日ゲリラ豪雨並の雨の中走って全く中身濡れてなかったわね
これはいいわね

欠点というかまぁ当然のことなんだけど、若干サイズが大きいものは積みにくくなった。
ツアーシェルケースだとケースがある程度膨らむから融通利いたりしたんだけどね

まぁハードケースである以上それはどうしようもないわ

そんな感じかな。
MOTOCOさんのマウントは高いのと若干精度差があるけど、装着できればしっかり取り付くので、サイドケース検討している人は選択肢に入れるのはありだと思うね
特に若干重量のある物を積みたいと思ってる人にはいいんじゃないかな。左右5kgずつまで積める

サイドケースに均等に積むと重心が高くならないからいいところもあるのね
ま、いつ崩壊するかわからない自作サポートで走り続けるよりは良かったんじゃないかしらね

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